治療を続けているのに、痛みが変わらない。
その理由は、身体の奥の神経系にあるかもしれません。
セラピーオフィス・ほとり
慢性痛とストレス・トラウマの専門セラピー

身体感覚を手がかりに神経系へやさしく働きかけながら、
痛みと不調の背景を一緒に整えていくセラピーです。
今の状態を丁寧にみながら、無理のない形で進めていきます。
神経系とストレス・トラウマの視点から
心と身体のつながりを整える
ソマティックセラピー
安心できる状態から、少しずつ始めます。
医療機関で治療を受けながらでも、ご利用いただけます。
作業療法士(国家資格)/公認心理師(国家資格)/ 臨床心理士
ソマティック・エクスペリエンシング®認定プラクティショナー
認定EMDRトレーニング修了
『痛みからの解放』(春秋社)翻訳者
こんな状態に、お悩みではありませんか?

治療を続けても、変わらない
- 病院や整形外科に通い続けているが、痛みがなかなか改善しない
- 手術やブロック注射を受けたが、痛みがまだ残っている
- 「できる治療はやり尽くした」と言われてしまった
- 薬を飲んでいるが、根本的には何も変わっていない気がする
診断に、納得できない
- 検査では「大きな異常なし」と言われるが、痛みは確かに続いている
- 「気のせい」「ストレスでは」と言われ、傷ついた経験がある
- けがや手術はとっくに終わっているのに、痛みだけが残っている
痛みが、生活と気持ちを奪っていく
- 痛みへの恐怖や不安が、痛みそのものよりつらくなってきた
- 家族に申し訳なく、痛みを訴えることをためらっている
- 痛みのせいで、自信や気力が少しずつ失われてきた
- 「もうあきらめるしかない」と思い始めている
- 痛みやつらさを人に話しても、信じてもらえないと感じる
過去の体験から、身体と心が変わってしまった
- あの出来事の後から、身体の緊張や痛みが続いている
- 過去のことは整理できているはずなのに、身体の緊張が抜けない
- 心当たりはないが、あの頃から身体の調子が変わった気がする
- 些細なことで驚いたり、身体が固まることがある
- 身体と心が切り離されているように感じることがある
身体的な異常がある方も、検査で異常がなかった方も、どちらの方にもご利用いただけます。当オフィスは病院の「代わり」ではなく、身体の治療では届かない背景に向き合う場所です。
「異常」と「痛み」は、比例しません
慢性痛を抱える方の状況は、人によって様々です。検査をしても「異常は見当たらない」と言われる方。逆に「異常あり」と言われ、治療を受けても痛みが変わらない方。骨の変形が軽度なのに激しい痛みがある方。逆に、画像上は重度の変形があっても痛みをほとんど感じない方さえいます。
異常がなくても、痛みは本物です
こうした違いは、「異常の大きさ」と「痛みの強さ」が、必ずしも比例しないことを示しています。痛みの強さや慢性化には、組織の損傷だけでなく、痛みの信号を出し続ける神経系の過敏さが大きく関わっているからです。
痛みの信号を出し続ける「中枢性感作」
これを「中枢性感作」と言います。神経系が長期にわたる緊張やストレスによって過敏になり、組織の損傷の程度を超えて痛みの信号を発し続けてしまう状態です。薬や注射、手術は組織や信号そのものに働きかけることはできますが、神経系そのものの過敏さを変えることは難しいとされています。
慢性痛は、病院の「外側」にある問題
だから、検査結果がどうであれ、慢性痛はそもそも「組織の損傷の有無」だけでは説明しきれないことが多いのです。つまり、病院が悪いのではなく、慢性痛はそもそも病院が扱う問題の「外側」にあることが多いのです。そこを見ていくためには、神経系・ストレス・トラウマという別の視点が必要になります。
慢性痛の仕組み
慢性痛は、体のどこかを傷(いた)めていることだけが原因とは限りません。
強いストレスや長く続く緊張、過去のつらい体験などによって、体がずっと「警戒した状態」のままになることがあります。
この状態が続くと神経系が休まらず、痛みを感じる回路が働き続けてしまいます。さらに筋肉の緊張も抜けにくくなり、疲労や痛みを引き起こす物質が体にたまり、実際の痛みが続いてしまうことがあります。
こうして神経系の過緊張と身体の反応が重なり合うことで、痛みが慢性化することがあります。
当オフィスでは身体感覚への働きかけを通して神経系に働きかけながら、痛みの背景にある体の緊張や反応を丁寧に見ていきます。
神経系に直接働きかける、世界基準のアプローチ
当オフィスが用いるSE™(ソマティック・エクスペリエンシング®)とEMDRは、世界中の臨床現場で慢性痛・トラウマへの効果が認められているアプローチです。従来の「話す」カウンセリングとは異なり、身体の感覚を通じて神経系に直接働きかけるため、言葉では届かない深い部分の緊張を少しずつ解いていくことができます。
SE™(ソマティック・エクスペリエンシング®)
NASAのストレスコンサルタントも務めたピーター・ラヴィーン博士が50年以上の研究から開発。身体感覚を通じて神経系の緊張を解放するアプローチ。
EMDR
世界保健機関(WHO)がトラウマ治療として推奨する国際標準の手法。眼球運動などを使って脳の情報処理を促し、記憶と痛みの結びつきを緩和。
「通常の治療に反応しない痛みには必ず、蓄積されたストレスとトラウマが原因として存在している」
― ピーター・A・ラヴィーン博士(SE開発者)
当オフィスのセラピスト・志村秀実は、作業療法士・公認心理師・臨床心理士として約20年・延べ2万人以上のリハビリに携わってきました。さらにSE™の正式資格とEMDRトレーニングを修了し、ラヴィーン博士の著書『痛みからの解放』(春秋社・2025年)の日本語訳も担った、国内でも希少な専門家です。
当オフィスのセラピーの流れ

(1) カウンセリング
現在の痛みや身体の状態、これまでの経緯をお聞きしながら、あなたが痛みとどう関わってきたかを一緒に整理していきます。どのようなセラピーが合うかも、この時間の中でご一緒に考えていきます。
(2) ソマティック・トラウマセラピー(SE™・EMDR)
SE™(ソマティック・エクスペリエンシング®)をベースに、必要に応じてEMDRを組み合わせながらセッションを進めます。身体感覚をゆっくりと追跡し、神経系に蓄積された緊張を少しずつ解放していきます。痛みの背景にあるストレスやトラウマの記憶にも、身体を通してやさしく働きかけていきます。
身体が覚えている緊張を、身体から解放する――SE™
動物は危険から逃げた後、身体をぶるぶると震わせてストレス反応を「放電」します。ところが人間は、その放電を理性で抑えてしまうことがあります。
この抑えられた緊張が神経系に蓄積し続けると、慢性的な痛み・疲労・過覚醒・感情の麻痺として現れてくることがあります。SEでは身体感覚に静かに意識を向けることで、この「完了されなかった緊張」を少しずつ安全に解放していきます。
(1)今、身体に何を感じているかに気づく
胸の重さ、肩の硬さ、呼吸の浅さ―― 普段は無視している身体のサインに、ゆっくり意識を向けます。
(2)緊張と安心を少しずつ行き来する
つらい感覚に一気に向き合うのではなく、安全なペースで少しずつ近づいては戻る、を繰り返します。
(3)神経系が「解放」するのを待つ
震え・深呼吸・温かさの広がりなど、身体が自然に緊張を手放すサインに気づいていきます。
SEはトラウマ体験を「言葉で話す」ことを必須としません。言葉にできない、あるいは言葉にしたくない体験であっても、身体を通じて関わっていけるのがSE™の特徴です。
SE™についてさらに詳しく →「新しい形のトラウマセラピー――身体から始まる慢性痛・トラウマの癒し」
脳が「処理しきれなかった記憶」を整理する――EMDR
過去の事故・手術・長期にわたるストレスの記憶は、脳の中で「処理されないまま」凍りついていることがあります。その記憶が、痛みや身体反応として今も繰り返し現れている場合があります。
EMDRは、米国の心理学者フランシーン・シャピロ博士が開発した手法で、目の動き(または音・タッピング)を使いながら記憶に意識を向けることで、脳本来の情報処理機能を活性化させます。繰り返し行うことで、記憶が「過去の出来事」として整理され、身体への影響が和らいでいきます。
推奨機関
WHO(世界保健機関)
対象
トラウマ・慢性痛・PTSD
特徴
詳細を話さなくてよい
EMDRについてさらに詳しく →『脳が「処理しきれなかった記憶」を整理する――EMDRという選択肢』
セラピーで起きること――『痛みからの解放』の事例から
当オフィスでは、クライエントの守秘義務を守り、医療広告ガイドラインの精神を尊重する立場から、実際の体験談や事例の掲載を自粛しています。掲載している事例は、書籍からの紹介または架空のものであることを明記しています。
SE™(ソマティック・エクスペリエンシング®)の開発者、ピーター・A・ラヴィーン博士の著書『痛みからの解放』(春秋社・2025年)には、慢性痛やトラウマを抱えた方々がセッションを通じて変化を体験した事例が数多く記録されています。その一部をご紹介します。
ビル(右肩の慢性痛が7年間続いた)
自転車事故から7年間、精密検査でも原因が特定できない右肩の痛みに悩まされていました。SEのセッションを通じて、事故で身体に刻まれた「防衛的な構え」が現在の痛みに影響していることが明らかになりました。神経系に蓄積されたエネルギーをSEの方法で少しずつ解放することにより、長年の痛みに変化が生まれました。
ジョー(バイク事故による慢性的な背中の痛み)
バイク事故による慢性的な背中の痛みを抱えていました。セッションでは、事故が起きる直前に安全に回避するイメージを身体で体験するワークを行いました。「逃げられた」という成功の感覚を身体で感じることで、神経系に刻まれた痛みのパターンに変化が生まれました。
ドロシー(原因不明の腹部痛が5年間続いた)
父親の死後から5年間、検査でも原因がわからない右腹部の激痛に苦しんでいました。身体感覚をゆっくりと追跡するプロセスの中で、「エネルギーの小さなしずく」のようなかすかな肯定的感覚を発見しました。その小さな感覚を手がかりに、感情の解放と回復のプロセスが始まりました。
マイケル(神経障害による慢性痛を抱えた92歳)
四肢の焼けるような痛みを抱えていました。痛みのある部位に優しく触れて神経系を整えるワークを重ねることで、痛みレベルが「8」から「2〜3」へと大きく変化しました。身体的な異常がある場合でも、皮膚感覚を通じた神経系への関わりで痛みの体験に変化が起きました。
痛みが「消える」のではなく、痛みとの関係が変わっていく——これがSEによる関わりの本質です。
※出典:ピーター・A・ラヴィーン&マギー・フィリップス著、志村秀実訳・花丘ちぐさ監訳『痛みからの解放』春秋社、2025年
痛みからの解放―――翻訳者として
ピーター・A・ラヴィーン博士・マギー・フィリップス著/志村秀実 訳
春秋社・2025年11月刊行 3,080円
ラヴィーン博士は、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)の開発者であり、80年以上にわたる臨床の歴史から、こう述べています。
「通常の治療に反応しない痛みには必ず、蓄積されたストレスとトラウマが原因として存在している」
慢性痛がなぜ続くのか。神経系とトラウマがどう関わっているのか。そしてどう回復の方向へ向かえるのか。その理解を深めたい方に、ぜひ手に取っていただけたら思います。
この本を翻訳したことで、当オフィスの手法の理論的な基盤がさらに深まりました。
→ 春秋社書籍ページ https://www.shunjusha.co.jp/book/b10149668.html
セラピストについて

作業療法士として臨床を重ねる中で、
どうしても支援の届かない痛みがあることに気づきました。
その壁が、私を心理大学院へ、そして神経系とトラウマの世界へ導きました。
精神科・内科が併設された病院等で約20年、
延べ2万人以上の患者さんのリハビリに携わってきました。
その中で、検査では見えない痛みを抱える方々と多く出会い、
既存のアプローチでは届かない領域があることを痛感しました。
心理大学院に進学し、カウンセリングの専門資格を取得。
さらにソマティック・エクスペリエンシング(SE)・EMDRを学び、
神経系とトラウマの視点を臨床に取り入れてきました。
私自身も、病院勤務時代にぎっくり腰・頚椎症・尿管結石を
繰り返し経験しました。
痛みの中で何を感じるか、どう向き合うか。
自分の身体で学んできたことが、
今の臨床に生きていると感じています。
ピーター・ラヴィーン博士の『痛みからの解放』(春秋社・2025年)
を翻訳したことで、神経系とトラウマへの理解がさらに深まりました。
慢性痛を抱える方々に、この視点が届いてほしいと思っています。
―――
志村秀実
作業療法士(国家資格)/公認心理師(国家資格)/臨床心理士(専門資格)
ソマティック・エクスペリエンシング®・プラクティショナー/EMDRトレーニング(Weekend1,2)終了
よくあるご質問
- Q必ず良くなりますか? 効果が出るまでどのくらいかかりますか?
- A
慢性痛・トラウマ関連の症状は個人差が大きく、改善を保証することは科学的に適切ではありませんが、多くの方が3~4回目から変化を感じ始めています。まずは現状整理と身体感覚への気づきを深めるため、6回(約3カ月)を目安に一緒に進めていきます。
- Q病院で「異常所見あり」と言われていたり、他の治療を受けている場合でも、利用することはできますか?
- A
もちろんご利用いただけます。異常所見の有無にかかわらず、医療機関で治療中の方も、主治医の同意書をお持ちくださればご利用いただけます。主治医の先生の治療方針を最優先とし、質の高いセラピーを提供するために、必要に応じて専門家同士の事例検討(個人が特定されないよう匿名化されたスーパーヴィジョン)を用いながら、安全に連携・補完いたします。
- Q整体やマッサージ、自律神経整体、一般的なカウンセリングとは何が違いますか?
- A
骨や筋肉を外側から操作する整体・マッサージや、お話中心のカウンセリング(思考へのアプローチ)とは異なります。
一般的な自律神経ケアは身体を外側から「整える」ことを目的としていますが、当オフィスは、神経系が乱れ続け、痛みのボリュームが上がりっぱなしになっている根本原因——「脳と神経系の警戒モード(長年のストレスやトラウマによる過敏さ)」——に直接アプローチします。
施術者が無理に形を整えるのではなく、世界基準の手法(SE™・EMDR)を用いて、ご自身の神経系が本来持っている「安心し、回復する力」を安全におだやかに引き出していく点が決定的な違いです。
- Qセラピーの内容や個人情報が外部(家族や勤務先など)に漏れることはありませんか?
- A
原則として、セッション内容や個人情報が外部に漏れることは一切ございません。公認心理師法および作業療法士としての厳格な守秘義務に基づき、お客様の秘密は完全に守られますので、どうぞ安心してお話しください。※ただし、自傷他害の恐れなど、生命に関わる緊急事態であると判断される例外的な場合を除きます。
- Qホームページに「利用者の感想」や「体験談(口コミ)」が掲載されていないのはなぜですか?
- A
当オフィスでは、公認心理師・臨床心理士の倫理規定、および厚生労働省の医療広告ガイドラインを厳格に遵守しております。心理臨床において、主観的な体験談の掲載は誤解や過度な期待を与えるリスクがあり、何よりクライエント様のプライバシーと心理的安全性を脅かす可能性があるため、一切掲載しておりません。他の方の評価に惑わされることなく、ご自身の安心と最先端のエビデンスを最優先にお選びいただくための誠実な配慮です。
- Qオンラインでも受けられますか? 対面セッションとの違いは何ですか?
- A
はい、Zoomによる完全オンラインセッションにも対応しています。当オフィスでは、お一人おひとりの状態に合わせ、対面セッションでは全身状態を観察しながらセッションをすすめ、十分な説明と同意のもと場合に応じて「安全なタッチワーク(身体への優しい関わり)」を取り入れることもございます。オンラインでも身体感覚を丁寧に追うアプローチ(SE™・EMDR)によって効果を発揮します。ご来院の負担を減らしたい方や、ご自宅という「最もリラックスできる安心な環境」で受けたい方にはオンラインもお勧めしております。
- Qキャンセルポリシーを教えてください。
- A
ご予約日の3日前までのキャンセルは無料です。3日前を過ぎてからのキャンセル・変更、および当日のキャンセル・無断キャンセルは料金の100%を申し受けます。
- Q服装の指定はありますか?
- A
動きやすい服装でお越しください。セッション中に軽く身体を動かす場面があるため、パンツスタイルなど、座ったり姿勢を変えたりしやすい服装がおすすめです。
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ピーター・ラヴィーン博士について
医学生物物理学と心理学の両分野において博士号をもち、身体意識的アプローチでトラウマを治療するソマティック・エクスペリエンシング®(SE™)の開発者。スペースシャトル開発計画時にはNASAのストレス・コンサルタントを勤めた。2010年には米国身体心理療法学会から功労賞生涯業績賞を贈られた。また、ライス・デイヴィス小児研究所からも小児の精神医学に関する業績を認められている。
主な著書(日本語訳)
『痛みからの解放』(春秋社・2025年/志村秀実 訳)
『トラウマと記憶』(春秋社/花丘ちぐさ 訳)
『ソマティック・エクスペリエンシング入門』(春秋社/花丘ちぐさ 訳)
ソマティック・エクスペリエンシングについて詳しくは:→ SE™ Japan(日本語)