ストレス

話すだけでは終わらない――言葉主体のカウンセリングと身体主体のソマティックセッションの違い

身体に意識を向けながら進めるセラピーを、初めて体験する方の多くが「こういうやり方があるんですね」と新鮮な驚きを示します。言葉を中心に進む従来のカウンセリングとは、何が根本的に異なるのでしょうか。 1. 言葉主体のカウンセリングとは 従来の心...
慢性痛

愛着の傷が、身体と心に残り続ける理由――慢性痛・生きづらさの背景にあるもの

このような経験はありませんか。 「何年もカウンセリングに通っているのに、変わらない」 「薬を飲んでも、身体の緊張が抜けない」 「自分でも理由がわからないのに、人間関係がうまくいかない」 精神科でも、カウンセリングでも、リハビリでも届かない。...
支援者・医療者向け

ストレス・トラウマを理解する神経生理学的根拠を再検討する――再考:ポリヴェーガル理論

このブログで、『慢性痛とストレス・トラウマ支援のための神経系理解』および『あなたを守る神経系のはたらき』において、ストレス・トラウマ・慢性痛について考える際に必須と考えられる神経生理学の理論をご紹介してきました。 近年、トラウマの神経生理学...
支援者・医療者向け

慢性痛とストレス・トラウマ支援のための神経系理解――専門家のための神経生理学的根拠

前回の記事では、ストレスやトラウマのとき身体の中で何が起きているかを、「耐性の窓(Window of Tolerance)」という概念を使って一般向けに説明しました。 今回は、その理解を支える神経生理学的根拠を、専門家向けに詳しく説明します...
ストレス

あなたを守る神経系のはたらき――ストレス・トラウマ・慢性痛のとき、身体の中で何が起きているのか

こんな経験をしたことはありませんか? 大切なプレゼンの前夜、なかなか眠れなかった 長期間の過剰なストレスの後、何も感じなくなった、やる気が出ない、ぼーっとする もしも事故や災害に遭った経験がある方であれば、その瞬間、身体が固まって動けなかっ...
トラウマ

脳が「処理しきれなかった記憶」を整理する――EMDRという選択肢

「あの出来事は、もう終わったはずなのに」 「頭ではわかっているのに、身体が反応してしまう」 「同じ記憶が、何度も頭をよぎる」 このような経験はありませんか。 過去のつらい出来事は、時間が経てば自然に薄れていくことがあります。しかし、強い衝撃...
慢性痛

新しい形のトラウマセラピー――身体から始まる慢性痛・トラウマの癒し

「何度カウンセリングに通っても、気持ちが楽にならない」 「過去のことは整理できているはずなのに、身体の緊張が抜けない」 「検査で異常がないのに、痛みが続いている」 このような経験はありませんか。 従来の心理療法の多くは、「言葉」を通じて過去...
支援者・医療者向け

精神科・リハビリ・心理の限界を橋渡しする――SE™を軸とした発達性トラウマへの統合的アプローチ

はじめに――精神科病院の中でさえ、届いていない 私は精神科病院の中のリハビリテーション室に所属する作業療法士・公認心理師です。精神科という、本来であればトラウマに対応するための専門性が最も集約されているはずの場所にいながら、私は日々、あるひ...
慢性痛

【整体・マッサージでも治らない方へ】なぜ、揉みほぐすほどに「痛みの防衛」は強くなってしまうのか?

こんにちは。セラピーオフィス・ほとりの志村です。 こんなことはありませんか? 「毎週末、整体やマッサージに通って強く揉みほぐしてもらっている」「骨盤や背骨の歪みを矯正する施術を何ヶ月も続けている」 それなのに、痛みが一向に引かないばかりか、...
慢性痛

体が覚えている記憶――未処理のトラウマが「長引く慢性痛」を引き起こす仕組みと、そこからの解放

こんにちは。セラピーオフィス・ほとりの志村です。 これまで、当ブログでは「慢性痛とトラウマの深い結びつき」についていくつか記事を書いてきました。 過去の強いストレスやショックな出来事は、頭(思考)で「もう終わったこと」と整理がついていても、...